ことばとしぜよ。

【web2.0のその後を見据えて、親指の疲れない程度につらつらと綴ります。】

勉強なんて
[ 08 . 04 | Mon ]
ニュージーランドの田舎で育つと、オスカー俳優なんて夢のまた夢に思える。
でもそれが現実になった。
恵まれない過酷な環境で奮闘する若者に言いたい。
夢は叶う。
byラッセル・クロウ



勉強なんて、出来なくてもいい。

実は今、大阪の親戚の一家が我が家に泊まりに来ていた。今日飛行機で帰ったようだ。計五日間だったので、正直結構迷惑。そんな感情は微塵も感じさせないように振る舞ってはいたが。(笑
で、その一家がこれまた面白いんである。
父親はノホホンとしたメタボで気さくな、一流建築業界の重役のお父ちゃん。
母親はシッカリしたハキハキ専業主婦のお母ちゃん。
息子達が対照的で、一人は某超有名中学校でトップクラスの成績を修める秀才。もう一人はトップ中学校にギリギリで入学した、まぁ落ちぶれ者である(まぁ、私が云う資格は無いが)。
性格がこれまた面白い。長兄は勉強が出来るがスポーツ大嫌い、挨拶は全くと云って良いほど出来なく、お礼すら言う事が出来ない。靴も揃えられない。
二男は勉強こそ出来ないが人懐っこく、挨拶・礼儀がシッカリした、スポーツ大好きヤンチャ坊主って感じである。

一緒に銭湯へ行ったり(我が家の風呂はデカイが、都会っ子なので銭湯へ行きたがったので)、キャッチボールしたり、花火やったり、虫捕まえたり、悪い事を教えたり(笑)

まぁ、私は帰るのが遅いのであんまりかまってやれなかったし、最初は迷惑だった。
でも最終日には結構「さびしくなるなぁ」って気が、しなかった訳でも無い。
上にしか兄弟が居ない私にとっては、年の離れた弟ができたような気がした。


で、冒頭へ戻るのである。





「勉強なんて、出来なくてもいい。」





そりゃあ、出来た方がいい。世の中で、出来ない事なんて少ない方がいい。
なんでも、できた方がいい。
でも、出来なくてもいい。出来ない事が少しぐらいあったっていい。
それで人生終わる訳では、全然ない。なんでもできる人生なんて、逆につまらない。
出来ない事がたくさんあるから頑張るのだ。努力するのだ。
人生でできないことなんて、いくらでもあっていい。

その二男が、凄く可哀そうだった。

長男は、何をしても許されていた。私の部屋のPCを壊れるほどいじろうが、車庫のシャッター(もちろん我が家の)を本気で蹴ろうが、寿司を食いに行って他人に迷惑をかけようが。虫とかを平気で踏み潰し、近所の犬にイタズラをする。
逆に、二男は何もさせてもらえていなかった。「動くんじゃない!うるさくするんじゃない!」「大阪に帰ったらすぐ勉強やで!宿題やで!」とか。事あるごとに怒られるんである。
で、怒られるたび、「怒られちった。」って顔をして私を見て、こっそり笑うんである。

両親はどちらも国立大学出身の、秀才である。長男はそれを引き継ぎ、秀才である。
が、二男は正直、大阪では秀才ではない。そりゃあ、普通の学校ではトップだろう。しかし、通っている中学も偏差値の高い学校なので、なかなか秀才にはなりづらいのだとの事。

その二男が夜、一瞬つぶやいたんである。どこどこ高校へ入れなかったら、自分はどこの高校へも行かせてもらえないようだ、と。一体どうしていいのかわからん、自分は落ちこぼれだ、と。
私はこう云った。
「高校は行かんかったら、ビジョンが広がらへん。もし父ちゃん母ちゃんが金出さないって云うんなら俺が出したるぞ」と。
二男は泣いていた。まだ少し前に学校入にりたての、ぴかぴか中学一年生である。自分が中学一年の頃、何を考えて生きてたんだろうと思った。

「頭がいいってのは、勉強が出来る事じゃない。全然違う。色んな事を考えられるって事だ。人を思いやれるってことだ。お前は兄ちゃんみたいにはなるな。絶対なるな。お前の兄ちゃんは勉強はできるけど、頭が良くない。」

他にも、勉強なんて人生の付加価値だとか、社会に出たら自分一人で世の中サバイバルだとか、挨拶も礼も出来ない奴なんて生きてる価値無いとか、高校受験は英語と数学で勝負だとか、理科と社会は覚えるだけだとか、言いたいやつには言わせておけとか、もし本当に困ったらこっちの高校に進学しろとか、ちょっと困ったら電話しろとか、メルアド教えとくか?とか、中学一年で人生決まるわけないとか、ゲームはほどほどにしろとか、スポーツできたらモテるぞとか、若いうちにたくさん本を読んでおけとか、万引きは捕まったらヤバいからするなとか、ポケモンもいいけどニュースも見とけとか、男はクールにキメろとか、睡眠はたっぷりとれとか、携帯電話を買ってもらえないぐらいどうってことないとか、親の言う事なんてハイハイ聞き流しとけとか、今できることは今やれとか、人生はなるようにしかならんとか、後悔してもいいけど納得できるように生きろとか、少なくとも俺はお前のこと好きだとか、もう全部は覚えてないけど、色んな事を話した。

人生の10年ぐらい先輩として、色んな事を教えたかった。

自分の小さいころと凄く似ていた。

自分の言いたいことが、どれだけ伝わったのかは分からない。そりゃそうだ。私が何を言えたのか分からない位なのだから。あいつがどう感じたのかもわからない。


「次にここへ来れるのは、高校受験が終わったころだと思う」と言っていた。
「先のことはわからんが、会えるのを待ってる」と私は言った。

遠くで花火の音がした。




[2008 / 2008 / 04 / 22:03 / 【徒 然 日 記】 / CM(6) / TB(0) ]

親の頭が良くない。
兄ちゃん、かわいそう、親の頭が悪い結果 変に育っちゃった。直してくれる人いないよ。たぶん親が変にかばうよ。

中一の子、かわいそう、でも助かるかもしれない。
助けてあげてください。

[2008/08/04 23:52] sinn [ 編集 ]

>>sinnさん
ホントそうですね。私自身、あんなに挨拶や礼儀が出来ない子供に初めて会いました。私が体育会系だってのもあるけど(笑
親あっての子供であり、子どもあっての親なんでしょうね。つくづく、色んなものが嫌になりました。

あの子はね、すげぇやつになると思う。将来のこととかはあんまり考えてないみたい。考えられる環境にいないみたいです。
なんか絵がすごい上手いの。(笑
[2008/08/05 00:21] SAM [ 編集 ]

>長男は、何をしても許されていた。私の部屋のPCを壊れるほどいじろうが、車庫のシャッター(もちろん我が家の)を本気で蹴ろうが、寿司を食いに行って他人に迷惑をかけようが。

何が何故良い、もしくは悪いのかがわかっていないんでしょうね。
特にシャッターを蹴るというのに驚きました。
よく我慢できましたね。
さすが大人だなぁと思います。(笑
自分ならキレているかもしれません。

成績で甘やかされたり厳しくされたりするとは……。
弟さんには家族の悪い所を見習わずに育って欲しいですね。
[2008/08/05 02:03] よっちかず [ 編集 ]

2人とも中学生だったんですね…
途中までてっきり小学生だと思って読んでましたi-229
(特に兄ちゃん)
[2008/08/05 08:28] コロスケ [ 編集 ]

>>よっちさん
なんなんでしょうねぇ。
まぁ、家に着いて速攻…だったんで、怒るとかに頭がついていかなかったのが大きいと思いますよ(笑

成績は一つの指針でしかないんでね。そこで全てを決めるのもどうかと。難しいですねぇ。親でもないし。(笑
[2008/08/05 18:48] SAM [ 編集 ]

>>コロスケさん
立派な立派な中学生です。(←いやみ/汗)

まぁ、小学生以下なところもいっぱいありましたよ。
[2008/08/05 18:54] SAM [ 編集 ]

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